あずましの里通信へ戻る 今回は 2024.5.19 に更新しました。 次回は 2024.5.26 に更新予定です。 黒石市追子野木地区で伝統の
|
稲藁で作った「虫」、龍を模したものです。 (クリックで大画面) |
「虫」と共に供える男女を模した稲わらで 「ボーの神様」です。(クリックで大画面) |
獅子頭は口で頭を噛む事で「邪」を払う神宝です。 町内の各家庭を回ります。(クリックで大画面) |
「虫送り」の始まりは「権現様」「ボーの神」 の御祓いから始まります。(クリックで大画面) |
先頃、5月14日に行われた黒石市追子野木地区の「ボーの神」の 行事について取材と情報を入手したので報告します。 これは以前「古津軽」の雑誌にも紹介されていた400年ほど前から 追子野木地区に伝承されてきた「虫追い行事」です。 この神事は約400年前「安土桃山時代」に始まったと言われています。 これまで何度か途中で中断したこともありましたが、運良く資料と口伝 によってこれまで原型のまま引き継がれてきたと言われています。 その時代その時代で使用する材料は違っていてもその形態は 現在も地域の保存会によって守られ残ってきています。 「虫」の龍の顔の特徴は小束に編んだ稲わらで作り、歯は銀紙、 鼻は朱塗りのお椀、目玉は金紙で3個作ります。胴体はサワラの葉を 貼り付け、さらに頭には赤い「ツノ」尻尾にも赤い「ツノ」を刺します。 藁で作った「ボーの神」も男女でなかなか面白いですね。